一緒に食べるって幸せ『僕らの食卓』

※詳しくご説明したいので、作品のネタバレ描写があります。お気を付けください。

 

こんばんは~! 

社畜腐女子のちこすけです。

 

最近めっきり寒くなり、人恋しい季節になってきましたね。

私ちこすけも、一人暮らしを始め、一人の食卓の寂しさをひしひしと感じております。

そんなさむ~い夜に、じんわりぽかぽか温まるBL漫画をご紹介いたします。

 

◆『僕らの食卓』三田織

 

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会社員の豊は、誰かと食事をするのが苦手。しかし、昼食をとろうとしていた公園で出会った兄弟・穣と種になぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。以来、彼らと一緒に食事をすることが増えた豊。いつしか、みんなでご飯を食べるのが楽しみに思えて…。

(漫画裏のあらすじより)

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◆この本をおすすめしたい人

 

☑誰かと一緒の幸せをかみしめたい人

☑一人の寂しさを、漫画で埋めたい人

☑ご飯を美味しそうに食べている絵が好きな人

☑天真爛漫な子どもに癒されたい人

☑きれいな涙を流して、心の汚れを洗い落としたい人

☑人と人とがゆっくり惹かれあっていく様子を見守りたい人

 

◆もしかしたら地雷かも…な要素

 

☑主人公の豊さんの結構重たい過去描写あり

☑死についての描写あり(主人公たちではないです。)

☑エロさはない(笑)とにかく清い。

 

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この作品は、誰かと一緒に生きる喜びを、じんわり思い出させてくれる、ぽかぽかのお鍋のような作品です。やさぐれた、独り身社畜であるちこすけは、何度も何度もこの漫画に、人間の心を取り戻してもらいました。がちめの聖書です。神棚に飾ろう。

 

簡単に説明すると、過去の経験から、誰かとご飯を食べることが苦手になってしまった社会人の豊さんが、穣と種という兄弟と出会い、誰かと食べる、誰かと生きる喜びを少しずつ感じられるようになっていく、ぽかぽかじんわり人生漫画です。

 

BL漫画というより、たまたま出会った二人が、男と男だっただけというか、別にそこに性別は関係なくて、人と人とが出会って、お互いに何かしらを与え合って、惹かれ合って、一緒に生きていく様を描いている感じです。

どっちがどっちかに救われたんじゃなくて、お互い、救われ合っているところが、すごくいいなぁって思いました。なんか、人生ってそうだよなぁって。だから、一緒に生きていけるんですよね。はぁ。尊い

 

前回の記事で、あんだけエロいエロい叫んでた奴が何を言ってるんだって感じですが、こういう、エロさをぬきにして、ただただ心が浄化されるような、生きることを考えさせるようなお話も大好きなんです。もちろん、エロいのも大好物ですが。

 

この漫画の素晴らしいところは、ストーリーだけじゃなくて、なんといっても絵の可愛さだと思います。特に、穣の弟の種くんの可愛さが異常

 

ほっぺたぷにぷにで、おなかがぽんぽこりんで、天真爛漫で、豊かのことを「ゆかた~」って呼んじゃうんです。喋っても可愛いし、喋らないでコマのはじっこにちょこんといる感じも最高に可愛いし、子どもが好きな方にはたまらないキャラだと思います。

顔が可愛いとかそんな次元じゃなくて、わがままさとか、自由さとか、本当に子どもの可愛さを詰め合わせましたって感じ。三田先生の、子どもという存在への絶大な愛とリスペクトを感じるキャラクターです。

 

また、ご飯を頬張る絵の表現が、天才的なんですよ。

前回ご紹介した『ベイビー、シュガー、サキュバス』では、食べるという行為のエロさをびんびんに感じたのですが、この作品は、食べるという行為の幸せ要素をぎゅっと凝縮しているといいますか、絵を見るだけで、ご飯を食べた後の温かくて幸せ~な気持ちになれるんです。食べるって、生きることそのものですよね。おなかすいてきちゃった。

 

もうね、弱っているときとか、荒んでいるときに、ぜひ読んでいただきたい。

全体的に、絵もお話も、じんわり温かくて、お腹のそこからぽかぽかしてくるんです。あと、豊も穣も、結構重たいものを背負っていて、そんな二人が出会って、救われ合っていく様子は、本当に泣けます。人生で、こんな綺麗な涙流したことないってくらい、老廃物を全部洗い流してくれるような、大量の涙が出てきます。こんなに素晴らしい涙活ってないですよ。

 

泣いてすっきりした後に、じんわりぽかぽか温かいものが心に残って、もう少し生きてみるかって前向きな気持ちになれます。

 

皆様もぜひ、読んでみてくださいね(*^^*)

 

ではでは~!

 

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